「おそらく助宗」の銀製品

0

    「おそらく助宗」の銀製品

     

    先月、島田市博物館で行われた「島田の刀鍛冶と天下三名槍展」も無事終わり、銀製の蜻蛉切もなかなか好評だったので調子に乗って次の刀を作ることを始めました。

     

    せっかく作るのであれば島田に関係したものを作りたい。

     

    今回は身につけられるものにしたい。

     

    どの刀も素晴らしいものですが製品として小さくしてしまった時に特徴が出ないとどこの刀を作ったのかわからなくなってしまう。

     

    そういうところから「おそらく助宗」を作ることを決めました。

     

    刀工は島田鍛冶の助宗。

     

    この「おそらく助宗」と言う短刀は実はすごいものであの武田信玄の愛刀の馬手差しだったとのこと。

     

    馬手差しとは通常の刀が左腰に柄を前に差して、右手で柄を握って抜刀するものに対して右腰に柄を後ろに差して右手で抜刀するもの。

     

    刀は間合いを取って抜刀した後に使うが馬手差しはその後などに間合いが詰まりすぎたり相手を押し倒したりした場合に長い刀をもう一本前から抜刀することが不可能なために後ろ向きの柄を右手で抜刀して使用するものだということです。

     

    その「おそらく助宗」はのちに片桐且元の手に渡り切腹の際にも使われたと言われています。

    歴史上の人物に関しては書いてはいますがさっぱり誰だかわかりません。
    刀に直接「おそらく」の文字が彫られていてその特徴的な造りからそのような刀の形状を「おそらく造り」と呼ばれるようになったとのこと。
    名前の由来は諸説あり、「おそらく他にはない」「恐ろしい短刀」「おそらく日本一」など作者が彫ったと考えると一番初めのような気もします。
    作るにあたって何回か本物を見に行きました。
    装飾品として作る今回は片面のディテールさえちゃんとしていれば良かったのですがやっぱり側面などもしっかり観察しないと気が済まなかったのでよく見て、図録も見て本物を縮小していきました。
    完成品のサイズを計算すると彫ってある「おそらく」の文字が手で彫れるサイズではないこと、特徴の強い字型であることから刻印を作ることにしました。
    おそらく造りの特徴である刀身の半分以上が切先という形で切先の部分が鏡面ではないことはわかっていたのですがどうやったらあの白い感じを出すのかがわからなく、刀の作り方を少しですが学びました。
    そこから刀剣の作り方ではなく、貴金属としての作り方に変換をして丁寧に仕上げをしていって完成させることができました。
    まずはタックピン。
    本体に二本の針をつけ揺れないようにしてあります。
    次はタイバー。
    ネクタイの柄は気にしないでください。
    そしてペンダントトップ。
    全てシルバー製でロジウムメッキ仕上げをしてあります。
    価格は貴金属の価格変動により変わっていきますが現在のところ7500円から8800円となっております。
    これからも島田市の刀剣への熱が変わらずあるといいなと思っています。
    せっかく良い刀や槍を作っていた土地なので盛り上げたいですね。
    ありがとうございました。

    創業1892年
    宝石・貴金属の専門店
    かざりや平林

    宝石・貴金属の修理・加工・小売り・アクセサリーの修理
    オリジナルの婚約指輪・結婚指輪・ファッションリング・ハワイアンジュエリー
    貴金属の買い取り
    真珠ネックレスの糸替え
    その他

    静岡県島田市本通6丁目7862
    水曜定休

    http://www.kazariya.tv


    コメント
    コメントする








       

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << December 2018 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM